1996年春クールの放送開始直後から、本作は社会現象と呼ぶにふさわしい視聴率を叩き出した。最高視聴率36.7%を記録した最終話の放送中、都心の繁華街やレストランから人影が減ったという逸話は、今や都市伝説のように語り継がれている。
この異例のヒットを支えたのが、フジテレビの看板枠である「月9ドラマ」のブランド力だ。当時の若者にとって、月曜夜9時は単なるテレビ鑑賞の時間ではなく、翌日の学校や職場での会話に乗り遅れないための「リアルタイム体験」そのものだった。作中で登場したワインやファッションアイテムが飛ぶように売れ、大人のピアノ教室に男性の入会者が殺到するなど、消費行動をもダイナミックに動かすパワーを秘めていた。