なぜこのゲームは先手が圧倒的に有利なのか。その根拠を提示したのが、ビクター・アリスの研究成果である。彼は組み合わせゲーム理論を応用し、約4兆5000億通り存在するすべての盤面パターンを徹底的に計算。最善手を維持し続ければ、先手が41手以内に確定で勝利できることを突き止めた。
組み合わせゲーム理論の観点から見れば、盤面上のマスは「偶数行」と「奇数行」で明確な性質の違いを持つ。先手は奇数行(1, 3, 5行目)での四目並べを狙い、後手は偶数行(2, 4, 6行目)を主導するのがセオリーとなる。この偶奇性の法則を把握するだけで、盤面の先読み精度は劇的に向上する。