順風満帆に見えた日本でのキャリアですが、2010年代後半に入るとテレビ出演は激減しました。ネット上では「ダコタ・ローズが消えた理由」「業界から干された理由」について様々な議論が交わされましたが、取材と検証から浮かび上がったのは複合的な3つの要因です。
第1の要因は、ブレイク以前にネット上に投稿していた過去の過激な発言や動画が掘り起こされ、一部でバッシングを受けたことです。素朴で人形のような無垢なキャラクターとして売り出していた日本のテレビ番組のイメージと、毒舌でシニカルな本来のパーソナリティとの間にギャップが生じ、制作サイドが起用に慎重になった側面は否めません。
第2の要因は、バラエティ番組特有の「消費スピード」です。流暢な日本語と辛口なツッコミを武器にひな壇で重宝されたものの、「リアルバービー」というインパクト先行のキャラクターが一巡したことで、メディア側のオファーが落ち着いていったという構造的な問題があります。
第3の要因は、彼女自身のモデル活動やクリエイティブへの原点回帰です。過密なスケジュールでバラエティの要求に応え続ける生活から距離を置き、自身のペースで表現活動を行う道を選択したことが、露出減少の最大の動機といえます。