キラキラした日常を演出しなければならないInstagramや、常に最新のトレンドを追いかけるTikTok。そうした「完璧な自分」を求められるSNSの風潮に、現代人は息苦しさを感じている。そこで浮上したのが、自虐と失敗談のデパートであるなんJ民のスタンスだ。
「打率.125 2本塁打」といった野球に例えた自虐ネタや、「またやらかしたンゴ」という潔い敗北宣言。彼らは自らの弱さや無能さを隠そうとしない。この圧倒的な「弱さの開示」が、失敗を恐れる現代の若者にとって、一種のセーフティネットのように機能している。格好つけない生き様が、回り回って「愛おしさ」に変換されているのだ。