このブームを牽引しているのは、従来の総合中華店だけではない。「レバニラ定食のみ」で勝負する専門店が相次いでオープンし、連日大盛況を見せている。
メニューは「レバニラ炒め定食」とそのバリエーションのみ。券売機で券を買い、席につくとわずか数分でアツアツの鉄板が運ばれてくる。特化型だからこそ実現できる食材の圧倒的なロス削減と、極限まで高められた調理クオリティ。このシンプルなビジネスモデルが、回転率と顧客満足度の両立を可能にした。
一方で、長年地域に根ざしてきた老舗の町中華も負けてはいない。長年使い込まれた中華鍋の強火で一気に仕上げる香ばしい「鍋気の香り」は、専門店には真似できない職人技の結晶だ。新旧の店舗が互いに競い合うことで、ジャンル全体の底上げが急速に進んでいる。