櫻井俊氏の歩んできたキャリアは、まさに日本の国家中枢と産業界のトップを駆け抜けた王道のエリート街道です。1953年、群馬県に生まれた俊氏は、県内屈指の名門進学校である群馬県立前橋高校を卒業後、東京大学法学部へ進学しました。
1977年に当時の郵政省(現・総務省)に入省。通信畑を中心にキャリアを重ね、通信自由化や情報通信産業の規制改革など、日本のデジタル社会の基盤づくりを指揮しました。その高い政策立案能力と実務調整力から「ミスター総務省」の異名を取り、2015年には官僚組織の最高峰である総務事務次官に就任します。
2016年に総務省を退官した後は、三井住友信託銀行顧問などを経て、2018年に株式会社電通(現・電通グループ)の執行役員に招聘。2026年には代表取締役副社長に就任し、当時課題となっていたコンプライアンス強化やコーポレートガバナンス改革の舵取り役として辣腕を振るいました。