犯行の舞台が現実世界から暗号資産空間やダークウェブへと広がるなか、サイバー犯罪捜査の現場は24時間体制の熾烈な情報戦に追われている。フィッシング詐欺やランサムウェア攻撃による被害が相次ぐ中、捜査員はIPアドレスの偽装を突き崩し、海外サーバーを経由した資金洗浄ルートを炙り出す。
その技術的バックボーンを支えるのが科学捜査研究所だ。従来の微物鑑識やDNA型鑑定にとどまらず、壊されたスマホの物理メモリから微小データを復元するデジタルフォレンジック技術が飛躍的に進化。物理的証拠とデジタル痕跡を高度に繋ぎ合わせるハイブリッド鑑識が、死角なき追跡網を形成している。