休み時間の過ごし方や日常の些細な行動には、当時の男子と女子で驚くほど明確な違いが見られました。
男子の行動は、大人から見ると意味不明なエネルギーに満ちあふれていました。雨上がりの帰り道に長靴の中にわざと水を入れて歩く、傘を開かずにチャンバラの剣に見立ててガードレールやマンホールを叩く、謎の「バリア」を張って無敵を主張するといった奇行は全国共通です。20分休みになるとチャイムと同時にドッジボールやケイドロ(ドロケイ)へとダッシュし、冬場でも半袖・短パンで過ごす「クラスに1人はいた超人」の存在も際立っていました。
対する女子は、コミュニケーション能力を武器に独自のコミュニティを形成していました。ルーズリーフや可愛いメモ帳を複雑に折った手紙の極秘回覧、誕生日や血液型、好きな人を書き込む「プロフィール帳(プロフ帳)」の交換は一大ブームを巻き起こしました。移動教室やトイレに必ず2人以上のグループで行く連帯感や、先生のプライベートな恋愛話を根掘り葉掘り聞き出そうとする鋭い観察眼も、女子ならではの際立った特徴でした。