彼女の才能が爆発したのは、バラエティや音楽のステージだけにとどまらない。映画『キセキの葉書』での主演は、映画業界に鮮烈な衝撃を与えた。難病の娘と認知症の母を支える実在の女性を演じ切り、海外の映画祭で最優秀主演女優賞を受賞するという快挙を成し遂げたのだ。
台詞一つ、視線一つに宿る圧倒的なリアリティ。それまでの明るく威勢の良いイメージを脱ぎ捨て、泥臭くも懸命に生きる人間の業と愛を見事に演じ切った。女優としての評価を決定づけたこの作品は、彼女が持つ表現の幅の広さと、人間の内面を深く見つめる洞察力の深さを物語っている。