インフルエンザがうつる確率は?家庭内感染20〜40%の真相と対策

インフルエンザがうつる確率は?家庭内感染20〜40%の真相と対策

インフルエンザがうつる確率は?家庭内感染20〜40%の真相と対策について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

インフルエンザの最大の厄介さは、「本人が発熱や関節痛などの自覚症状を感じる前の段階」から周囲に感染を広げてしまう点にあります。

インフルエンザの潜伏期間は通常1日〜4日(平均約1〜2日 / 24〜48時間)です。感染症内科の専門医らの臨床研究によると、インフルエンザウイルスは発症の24〜48時間前から体外への排出(ウイルスシェディング)が始まります。この潜伏期間中に感染する確率は、激しい咳が出る発症期(発症後1〜3日目)に比べれば低いものの、至近距離での会話や食器の共有によって十分に成立します。

「朝起きたときは元気だったが、夕方に39℃の熱が出た」というケースでは、その日の日中に同席した同僚や友人にすでにウイルスを撒き散らしている可能性があります。ウイルス排出量は発症直後から発症後2日目にかけてピークに達し、その後徐々に減衰していきます。

また、見落とされがちなのが「解熱後もうつる期間」の存在です。抗インフルエンザ薬(タミフル、ゾフルーザ、イナビルなど)の服用によって速やかに平熱に戻ったとしても、体内のウイルスが即座に死滅したわけではありません。大人の場合で解熱後2日間程度、免疫機構が未成熟な子どもでは発症から7〜10日後まで少量の感染性ウイルスを排出し続けることが確認されています。熱が下がったからといってすぐに隔離を解くことは、家庭内感染を招く最大の要因です。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。