荷物を1グラムでも減らしたいトレイルランナーや、電車でふらりと出かける徒歩キャンパーにとって、重さは正義だ。とりわけ500gを下回る超軽量モデルの存在感は際立っている。500mlのペットボトル1本分と同等、あるいはそれ以下の重量でありながら、大人がどっかと腰を掛けられる堅牢さを備えた隠れた名品が、市場には確かに存在する。
検証で浮かび上がったのは、軽量化とトレードオフになりがちな「グラつき」をどう克服しているかという点だ。フレーム素材に用いられる超ジュラルミンの肉厚さ、ジョイント部分の樹脂成形精度。単に軽いだけでなく、地盤が不安定な河原やぬかるんだ土の上でも踏ん張りが効くかどうか。カタログスペックの数字だけでは見えてこない耐久性の限界値を、現場での実測データをもとに徹底的に洗い出した。