GACKTのビジュアルの歴史を語る上で欠かせないのが、1990年代半ばに2代目ボーカリストとして加入したMALICE MIZER(マリスミゼル)時代です。当時の彼は、中世ヨーロッパの貴族を彷彿とさせるゴシック&ロリータ調の重厚な世界観を体現していました。カラーコンタクトに濃いアイライン、華やかなリップなど、徹底的に作り込まれたヴィジュアル系メイクが特徴であり、神秘的かつ妖艶な美少年像を確立していました。
1999年のソロデビュー以降、ビジュアルには明確な変化が訪れます。名曲『Vanilla』や『OASIS』がヒットした2000年代初頭には、金髪や銀髪の短髪スタイルへとシフト。メイクは徐々に薄くなり、持ち前のシャープな骨格と高い鼻筋が前面に出るようになりました。昔の顔写真と比較すると雰囲気が大きく異なって見えるのは、このメイクスタイルの劇的な変化が最大の要因です。
さらに2010年代から2026年代にかけては、過酷な筋力トレーニングと体脂肪率7〜8%をキープする徹底した自己管理により、フェイスラインが極限まで引き締まりました。年齢を重ねるごとに「中性的な美しさ」から「研ぎ澄まされた大人の男性の鋭さ」へと進化を遂げたことが、ビフォーアフターの検証から浮き彫りになります。