エアポートウォーク名古屋を訪れてまず目を引くのが、一般的なショッピングモールとは明らかに異なる重厚かつ開放的な建築構造です。かつて世界各地へと旅立つ人々が行き交った旧名古屋空港国際線ターミナルビルの躯体をそのまま再利用しており、随所に空港時代の面影が意匠として組み込まれています。
フロアを歩くと、搭乗ゲートを彷彿とさせる高い天井高や長大なコンコース、案内サインのグラフィックなどに当時の記憶が息づいています。こうした産業遺産のコンバージョン(用途転換)建築としての完成度は、商業施設ファンの間でも高く評価されているポイントです。
そして最大のハイライトといえるのが、滑走路に面した東側の眺望です。特に5階展望デッキや4階の飲食・休憩エリアからは、フジドリームエアラインズ(FDA)のカラフルな機体や航空自衛隊小牧基地の輸送機、ドクターヘリなどの離着陸が目と鼻の先の距離で展開されます。爆音とともに飛び立つ飛行機の迫力は、一般的な展望台や商業施設では決して味わえない迫真のライブ感を誇ります。