ビジネスシーンにおけるアップルトゥアップル(apples to apples)の意味は、対象となる複数のデータや事象を「同一の条件・基準で公平に比較すること」を指す。リンゴとリンゴという、まったく同じ性質やカテゴリーを持つもの同士を並べて比較する状態を表している。
語源は英語の慣用句「comparing apples to apples」に由来する。英語圏では古くから、比較の妥当性を論じる際に広く用いられてきた表現だ。かつては外資系金融や戦略系コンサルティング業界用語として一部のビジネスパーソンを中心に使われていたが、国内企業でもKPI管理やデータ分析が一般化したことで、日常的なビジネス会話でも定着した。
多くのビジネスカタカナ語の正しい意味を紐解くと、単なる言い換えに留まらない深い思考フレームワークが隠されている。アップルトゥアップルも同様で、単に「比べる」という意味ではなく、「ノイズとなる変数(期間、対象母集団、為替レート、季節要因など)を排除した厳密な比較を行う」という強いニュアンスを含んでいる点が特徴だ。