PCゲームファンの間で日常的に使われる「おま国」の元々の意味は、「お前の国には売らない」というフレーズの略称です。海外向けにはSteamなどのストアで定価販売されているタイトルが、日本国内のIPアドレスや日本のアカウントからアクセスした場合にのみ購入不能、あるいは検索結果にすら表示されない状態を指します。
この派生形として定着したのが「おま値(お前の国にも売ってやる、ただし高値で)」と「おま言語(お前の国の言語だけ抜いて売ってやる)」という派生スラングです。「おま値」は、海外ストアで60ドル(約9,000円)で売られている同一タイトルが、日本のストアでは12,000円を超えるような不自然な上乗せ価格で配信される現象を指します。さらに「おま言語」は、日本語音声や日本語字幕のデータが存在しているにもかかわらず、Steam版から意図的に日本語データを削除して配信する手法です。
これらの一連の措置に対し、ネットの反応は「日本企業が作ったゲームなのに日本人が一番冷遇されている」「なぜ割高な価格を払わされなければならないのか」といった激しい憤りが長年渦巻いてきました。国内PCゲーマーの間では、長年にわたりパブリッシャーへの強い不信感を生む最大の要因となってきました。