キャリアを重ねる中で、彼女は単なるトレンディ女優にとどまらない重厚な演技派としての評価を確固たるものにしていく。その代表例が、多くの人々の涙を誘った名作ドラマ『JIN-仁-』での演技だ。幕末の江戸を舞台にしたこのヒューマンドラマにおいて、彼女が見せた深い情愛と切なさを漂わせる表現力は、視聴者や評論家から絶賛を浴びた。
悲劇に直面しながらもしなやかに生きる女性の生き様を体現したその芝居は、かつて偶像的ヒロインとして脚光を浴びた彼女が、人間の生と死、愛おしさを表現できる本格派女優へと脱皮したことを鮮烈に印象づけた瞬間であった。