検索エンジンやSNSで「しまじろう うさぎ 消えた」と検索される背景には、ある決定的な勘違いと歴史的なキャラクター交代劇が存在します。結論から言えば、みみりんが降板・消滅した事実は過去に一度もありません。
視聴者が「消えた」と錯覚しているのは、1993年から2012年3月まで約19年間にわたりレギュラーを務めていたひつじの女の子「牧場らむりん」です。2012年4月の番組リニューアル(『しまじろう ヘソカ』から『しまじろうのわお!』への移行期)に伴い、らむりんは「父親の仕事の都合でフランスへ引っ越す」という形で番組を卒業しました。この降板劇の記憶が曖昧になり、「昔いた女の子キャラクター=うさぎのみみりんが消えた」と混同されてしまったのが噂の発端です。
らむりんの降板に伴い、新キャラクターとして加わったのがピンクのねこの女の子「桃山にゃっきい」でした。教育現場関係者やベネッセの公式アナウンスによると、この交代には時代の変化に伴う家庭環境とジェンダー観の反映という明確な意図がありました。
らむりんの家庭が「画家である父親と専業主婦の母親」という構成だったのに対し、にゃっきいの家庭は「外でバリバリ働く母、家事を支える祖母、兄と暮らす3世代・共働き世帯」です。現代日本の家庭形態のリアルに寄り添う変革を行う中で、伝統的な優しさを象徴するみみりんはそのまま残り、アクティブな現代的女子像としてにゃっきいが迎え入れられました。