日本のトップYouTuberの年収も数億円から十数億円規模に達し、国内エンタメ界ではトップクラスの富を築いています。しかし、世界のトップ層(数十億〜100億円超)と比較すると依然として10倍近い開きが存在します。この格差を生み出している決定的な要因は主に3点あります。
第一に「言語圏の市場規模(リーチ人口)」の違いです。日本語を母国語とする人口は約1.2億人に限られますが、英語圏は母国語・第二言語を合わせると約15億人以上、スペイン語圏も5億人規模に達します。分母となる潜在視聴者数が10倍以上異なるため、1本の動画が獲得できる再生回数の天井が根本から違います。
第二に「広告単価(CPM)の格差」です。アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの主要英語圏市場は企業のデジタル広告出稿額が大きく、動画1,000回再生あたりの広告単価が日本の2倍から4倍以上に設定されるケースが珍しくありません。同じ1,000万回再生を達成しても、欧米市場をターゲットにした動画の方が遥かに高いアドセンス収益を獲得できます。
第三に「企業案件(タイアップ)の単価規模」です。国内トップクラスの企業案件が1本あたり数百万円から数千万円規模であるのに対し、グローバル展開するメガブランドが海外トップクリエイターに支払うスポンサー費用は1件あたり100万ドル(約1億5,000万円)〜数百万ドルに跳ね上がります。世界規模の購買力を持つオーディエンスを抱えているからこそ成立する価格設定です。