防火区画スパンドレルの基準と設計ミス多発の真相【2026年最新】

防火区画スパンドレルの基準と設計ミス多発の真相【2026年最新】

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防火区画が外壁と接する場合、原則として外壁の一部を耐火構造とし、一定の離隔寸法を確保しなければなりません。基本となるのはスパンドレル90cm寸法規定と袖壁突出50cmのルールです。これらは火災時の火炎噴出角度(プルームの挙動)と放射熱を計算した工学的知見に基づいて規定されています。

区画の種類・部位要求される基本寸法・仕様主な緩和条件・代替措置実務におけるチェックポイント上下階の区画(面積・竪穴)上下開口部間の耐火構造外壁 高さ90cm以上外壁から50cm以上突出した耐火構造のひさし・床を設ける床スラブ天端から腰壁上端+下階垂れ壁の合計寸法で算定可能。仕上げ厚の除外に注意。水平方向の区画(面積・異種用途)区画壁を挟む左右開口部間の耐火構造外壁 幅90cm以上区画壁の延長線上に50cm以上突出する耐火構造の袖壁を設ける区画壁の中心線から両側に45cmずつ(計90cm)確保するのが一般的。コーナー納まりに留意。開口部の防火設備化特定防火設備(遮炎性能1時間)の設置スパンドレル寸法が満たせない開口部をはめ殺し特定防火設備とする通気や排煙の開口を兼ねる場合、自動閉鎖装置連動や耐熱ガラス入りの仕様確認が必須。外壁の入隅・コーナー部入隅を挟む開口部間の離隔距離 90cm以上一方の開口部を延焼防止構造または固定式防火設備とする入隅の角度によって火炎の集中度合いが変わるため、特定行政庁の指導基準を事前確認。

上記の通り、外壁防火区画の緩和条件としては、開口部に特定防火設備(遮炎性能1時間)を組み込むか、外壁面から50cm以上の耐火突出物(庇や袖壁)を配置する手法が確立されています。ただし、意匠上の突起を嫌うモダン建築では、袖壁の代わりに耐熱強化複層ガラスを用いたはめ殺しサッシを採用するケースが主流となっています。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。