ネット上の情報やSNSの口コミには、一部誤解や古い情報が散見されます。訪問前に知っておくべき3つの実態を解説します。
第一の誤解は「新潟のうなぎは関西風(地焼き)が主流である」という説です。地理的に中間に位置する新潟ですが、市内の老舗専門店の多くは「蒸し」を入れる関東風の流れを汲んでいます。ふっくらとした食感とタレの染み込みを重視した仕立てが基本であり、関西風のパリッとした地焼きを期待していくと印象が異なる場合があります。
第二の盲点は「予約なしでも入れる」という思い込みです。特に「瓢亭」や「かわかみ」といった名店は、仕込みの数に限りがあり、当日のうなぎが無くなり次第暖簾を下ろすケースが日常茶飯事です。また、夏の土用の丑の日シーズンや大型連休中は、数週間前から個室・テーブル席が埋まるため、飛び込み訪問での入店難易度は極めて高くなります。
第三の盲点は「駅前に行けばどこでも専門店がある」という錯覚です。新潟駅の高架化・商業施設リニューアルにより利便性は向上したものの、老舗専門店の多くは古町や本町といった歴史的中心部に集中しています。駅周辺で探す場合は、商業施設内のテナントか、駅から少し足を伸ばしたエリアの店舗を事前にリサーチしておく必要があります。