現場での応急処置を施しても熱中症の耳鳴りが治らない場合や、症状が悪化していく場合は、速やかな医療機関の受診が必要です。状況に応じた判断基準を把握しておきましょう。
■ 迷わず119番(救急車)を呼ぶ目安
・自力で水が飲めない、嘔吐して水分を受け付けない
・呼びかけに対する返答がおかしい、意識が混濁している
・手足のけいれんや麻痺が起きている
・処置を始めて15〜30分経過しても症状が改善しない
■ 病院を受診する場合の診療科(何科に行くべきか)
・急性期(熱中症の発症当日〜翌日):全身の脱水や電解質異常を補正するため、「内科」または「救急科」を受診します。点滴治療によって速やかに循環動態を回復させる必要があります。
・全身状態回復後の耳鳴り(数日経過しても残る場合):熱中症による急性症状が治まったにもかかわらず、耳鳴り、難聴、耳の詰まり感だけが続く場合は、「耳鼻咽喉科」を受診してください。内耳の血流障害によって有毛細胞がダメージを受けている場合や、突発性難聴などを併発している可能性があり、早期の聴力検査とステロイド薬等の専門治療が求められます。