京都や大阪の観光地には、今や世界中から多数の外国人旅行者が訪れている。災害時において、日本語の情報しか届かない環境は極めて危険だ。京都府や大阪府の観光案内所および主要ホテルでは、多言語に対応した緊急プッシュ通知システムの稼働を急ピッチで進めている。
「避難指示」や「計画運休」といった専門的な防災用語は、外国人にとって理解しづらい。そのため、ピクトグラム(絵文字)を用いた視覚的な案内や、スマートフォンをかざすだけで自国語に翻訳されるデジタルサイネージが各所に配置されている。地域住民だけでなく、滞在中の旅行者をいかに迅速かつ確実に安全な場所へ誘導するかが、国際都市としての対応能力を試す指標となる。