かつてこの街は、社会の表舞台から隠れるように存在するアングラな密室だった。しかし、同性パートナーシップ制度の普及や企業におけるDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進により、LGBTQ+をめぐる社会環境は大きく変化した。
若い世代の当事者からは「あえて二丁目に通う必要性を感じない」という声も聞かれる。アプリで手軽に仲間と繋がれる現代において、実店舗に依存する理由は以前ほど絶対的ではない。秘密の隠れ家から、誰もがアクセスできるパブリックな文化空間へ。街の役割そのものが再定義されている。