物語の序盤、武天老師こと亀仙人がフライパン山の火を消すために放ったのが、作中における記念すべき第一波だった。修得までに50年もの歳月を要したとされるこの大技を、幼少期の孫悟空はたった一度目にしただけで真似て見せた。この衝撃的なシーンこそ、その後のあらゆるバトル漫画における「気功技」の原点となった。
作者である鳥山明氏が生前語ったエピソードによれば、技の名称は妻の発案によるものだったという。ハワイ王国の建国者であるカメハメハ大王の名と、エネルギーを「波」として打ち出すイメージが見事に対話し、親しみやすさと重厚感を兼ね備えた名称が誕生した。シンプルでありながら力強い音の響きが、のちの海外展開における決定的な強みとなったのだ。