なぜ、これほど自動化が進んだ時代になっても、メールアドレスの公開誤りが起き続けるのか。理由は極めてシンプルだ。「人間が宛先を手動で選択しているから」である。広報担当者がプレスリリースを一斉送信する際、あるいは採用担当者が面接通過者へ一括連絡を入れる際、ほんのわずかなチェック漏れが致命的な結果を招く。
受信者の画面には、本来隠されているはずの他人の氏名やメールアドレスがずらりと並ぶ。この瞬間に情報漏洩事件が成立する。一度送信ボタンを押してしまったメールをインターネット上から完全に回収することは、現代の技術でもほぼ不可能だ。