かつて「ハローキティ一本足打法」と揶揄された時代は、完全に過去のものとなった。2026年現在のサンリオを牽引しているのは、クロミやシナモロール、ハンギョドンといった多角化されたキャラクター群の圧倒的なZ世代支持だ。特に欧米市場における「推し活」カルチャーの定着は、同社のライセンスビジネスに構造的な変化をもたらした。
自社で在庫リスクを抱えない高利益なライセンスモデルへの移行が完遂されたことで、売上高の増加がそのまま営業利益へと直結する高収益体質が確立。北米のメガ流通チェーンとの直接契約や、グローバルゲームプラットフォーム内でのバーチャルアイテム販売など、限界費用が極めて低いビジネスラインが利益を押し上げている。夜間市場で買いを浴びせる投資家たちは、単なる一過性のブームではなく、この劇的な構造改革の成果を買っているのだ。