では、実際に友情結婚を成功させ、長年にわたり円満な関係を維持している夫婦にはどのような共通点があるのだろうか。今回取材に応じた30代の成婚カップルは、「完璧な価値観の一致よりも、嫌なことのラインが同じであること」を最重要ポイントとして挙げた。
彼らが作成した「生活協定書」には、家事分担や金銭管理だけでなく、「他人が家に泊まる際のルール」「一人になりたい時間の確保」「将来の親の介護方針」まで詳細に明記されていた。後悔しない相手選びの条件として専門家が挙げるのは、以下の3点だ。
第一に、コミュニケーションにおいて感情論にならず論理的な対話ができること。第二に、金銭感覚と衛生観念のズレが許容範囲内であること。そして第三に、互いのプライベートや秘密を厳格に守れる守秘義務の意識である。恋愛感情というフィルターがない分、冷静な人間性と生活スキルの相性こそが成婚の鍵を握る。