なぜ私たちは、これほどまでに彼女たちの動向を気にしてしまうのだろうか。そこには、日本社会が抱える「理想の家族像」への呪縛と、そこから逸脱した者への歪んだ興味がある。自己責任論が蔓延する社会において、波乱の人生を送る彼女たちは、格好の「叩き先」であり、同時に「自分より下を見て安心する」ための対象にされてきた側面は否定できない。
だが、それだけではない。泥をすすりながらも、子供たちのために必死に生きる彼女たちの泥臭い生命力に、本能的に惹かれている人も少なくないはずだ。綺麗事だけでは生きていけない現実を、彼女たちはその生き様で体現している。