番組の代名詞といえば、かつてはワイキキの青い海と豪華なヴィラだった。しかし、世界情勢や旅の価値観の変化を経て、ロケ地はドメスティックな魅力の再発見へとシフトし、さらなる広がりを見せた。日本の穴場スポットやリゾート地を訪れる回もまた、ハワイ編に勝るとも劣らない大反響を呼んできた経緯がある。
重要なのは「どこへ行くか」ではなく「誰とどう過ごすか」という本質を番組自体が証明してみせた点だ。ラグジュアリーなリゾートホテルでくつろぐ姿と、地方都市で見せる素朴なローカルグルメへの食いつき。そのコントラストが、視聴者に「自分たちの旅の延長線」のような親近感を与える。贅沢と日常の行き来が実に巧みなのだ。