スポットライトを浴びる華々しい姿の裏には、泥臭い努力の積み重ねがある。チームを指揮する監督は、彼の日常についてこう語る。
「周りが休んでいる時でも、自分に必要なメニューを黙々とこなす。天才と呼ばれることを本人は嫌がりますよ。『自分はまだ何も成し遂げていない』と本気で思っているからです」。練習後のグラウンドに最後まで残り、黙々とシャドーピッチングを繰り返す姿は部員全員の模範となっている。怪我に泣かされた下級生時代の悔しさが、彼を突き動かす原動力だ。食事改革とウェイトトレーニングに徹底的に取り組み、体幹を鍛え上げたことで、投球フォームのブレは完全に消え去った。地道な作業の継続こそが、現在の怪物・末吉を作り上げた骨格である。