ブラジリアン柔術における帯制度は、白帯から始まり、青帯、紫帯、茶帯、そして最高峰の黒帯へと昇格していきます。一般的な道場において、青帯になるだけでも1〜2年、紫帯で3〜5年、茶帯に至っては10年近くの継続的な修練と卓越した実戦力が求められるのが通例です。岡田准一が巻く「茶帯」は、黒帯の一歩手前であり、指導者としても道場生を教えられるハイレベルな領域に位置します。
さらに驚異的なのは、彼が極めているのはブラジリアン柔術だけに留まらないという事実です。ブルース・リーが創始した「ジークンドー(Jeet Kune Do)」、フィリピンの伝統武術である「カリ(Kali/エスクリマ)」、そして総合格闘技の草分けである「USA修斗」において、公式な指導員(インストラクター)認定・師範資格を取得しています。
これらの資格は、形式的な名誉段位などではなく、師範である中村頼永氏のもとで血のにじむようなスパーリングと理論試験を突破して得た本物のライセンスです。複数の格闘体系を統合した身体知を持っているからこそ、岡田のアクションには嘘がなく、観客の目を惹きつけて離しません。