小林聡美と劇作家・脚本家の三谷幸喜は、1995年に結婚した。ふたりの出会いは、伝説的なコメディドラマの現場だった。知性溢れる掛け合いと独特のユーモアセンスを持つおしどり夫婦として、長年にわたり誰もが羨む関係を築いているように見えた。
しかし、結婚生活16年目となった2011年、ふたりは連名で離婚を発表した。明かされた理由は、憎み合いや大きな衝突ではなく、「価値観や生活スタイルの緩やかな変化」だった。互いの仕事と個性を深く尊重し合っていたからこそ、夫婦という形に縛られず、それぞれの道を歩むことが最善の選択であると判断したのだ。憎しみではなく互いへの敬意を残したこの決断は、当時大きな話題を呼んだ。