今井絵理子氏が自民党の派閥「志公会(麻生派)」に所属するに至った背景には、初出馬時からの強力な後見人の存在があります。2016年の第24回参議院議員通常選挙において、自民党公認で比例代表から初当選を果たした際、政治的な師として彼女を導いたのが山東昭子元参院議長でした。
当時、山東氏が会長を務めていた「山東派(番町政策研究所)」は、同じタレント出身議員として長年政界で重きをなしてきた山東氏の指導力のもと、今井氏を手厚くサポートしました。その後、2017年7月に山東派、為公会(麻生派)、そして佐藤勉グループが合流し、麻生太郎氏を会長とする新派閥「志公会」が結成されます。今井氏はこの合流に伴い、自然な流れとして麻生派の一員となりました。
永田町の政務関係者は当時の状況について、「今井氏にとって山東氏は政界の母とも呼べる絶対的な後ろ盾であり、山東派が麻生派へ合流する決定に従うのは極めて自然な選択だった」と証言しています。麻生派への所属は、派閥のトップである麻生太郎氏の政治力と、山東氏による政策指導の両面を得られるという、新人議員にとって強固な足場を築く契機となりました。