年間多くの来園者を集める陰で、現場のスタッフが最も神経をすり減らす業務の一つが、死亡した動物たちの熱分解・焼却処理である。これまで使用されてきた設備は、長年の運用により耐用年数の限界に近づいていた。ダイオキシン類をはじめとする有害物質の排出抑制基準が強化されるなか、既存インフラのままでは安定的な運用を継続することが困難視されていた背景がある。
現在推進されている2026年最新改修計画では、最先端の集塵フィルターと高温再燃焼バーナーを備えた高効率プラントへの転換が軸となる。煙や臭気の発生を極限まで抑えるだけでなく、余熱利用によるエネルギープラントとしての再定義も視野に入れている。単に「燃やして処分する」古い発想を捨て、最新の環境技術を集約させた次世代型インフラへと完全刷新される見通しだ。