「病は気から」は嘘か本当か?自律神経と免疫が解き明かす新常識

「病は気から」は嘘か本当か?自律神経と免疫が解き明かす新常識

「病は気から」は嘘か本当か?自律神経と免疫が解き明かす新常識に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

「病は気から」は単なる迷信なのか、それとも科学の真実なのか。結論から言えば、現代の医学はこの言葉が極めて正確な生体反応を言い当てていると評価しています。

1970年代以降に急速に発展した「精神神経免疫学(PNEI: Psychoneuroimmunology)」の領域では、感情や認知を司る「大脳皮質・大脳辺縁系」、身体の機能を制御する「自律神経系」、ホルモンを分泌する「内分泌系」、そしてウイルスや異物と戦う「免疫系」の4者が、双方向で密接に情報交換を行っていることが明らかになりました。

かつて免疫系は独立した防衛システムと考えられていましたが、免疫細胞(白血球やリンパ球など)の表面には、神経伝達物質やストレスホルモンを受け取る受容体が存在しています。つまり、脳が感じた不安、怒り、悲しみといった情動ストレスは、神経ペプチドやコルチゾールなどの化学物質を介してダイレクトに免疫細胞へ伝達され、その働きを低下させたり過剰に暴走させたりするのです。心と身体は別物ではなく、完全に一つのユニットとして機能しています。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。