「まさか自分が被害に遭うなんて思ってもみなかった」
都内に住む会社員の男性(34)は、スマートフォンの画面を見つめながら肩を落とす。彼の元に届いたクレジットカードの利用明細には、海外の高級ブランドECサイトや、見知らぬオンラインゲームでの決済として、計38万円もの請求が記録されていた。男性が直近でカードを使ったのは、ネクステージの店舗での中古車購入時の手付金決済だけだったという。
同様の被害報告は、ネット上の掲示板やSNSで毎日のように更新されている。中には、カード会社側の不正検知システムが作動して決済が未然にブロックされた幸運な例もあるが、多くのユーザーは請求書を見て初めて事態を把握し、パニックに陥っているのが現状だ。