火付け役は言うまでもなく、定額制動画配信サービスで爆発的なヒットを記録し続ける韓国の恋愛ドラマだ。主人公たちがじゃれ合うシーンや、少し拗ねた表情で放つ「하지마(ハジマ)」というセリフ。これが視聴者の心に刺さった。
日本語の「やめて」には、どこか拒絶のニュアンスが強くつきまとう。真顔で言えば角が立つし、冗談っぽく言うのも意外と技術がいる。一方で「ハジマ」は、音の響きそのものがポップで可愛らしい。相手を拒絶しすぎず、かつユーモラスに制止できる便利なツールとして、日本の若者たちはこの言葉を自分たちの文脈に引き寄せたのだ。