会社を去る決断を下す前に不可欠なのが、現実に即したセカンドキャリアの設計と徹底的なライフプランニングだ。今後の住居費、教育費、医療費、そして公的年金の受給開始時期までを織り込んだ緻密な資金シミュレーションを行わなければならない。
退職後の選択肢は、同業種への転職や異業種への挑戦、独立・起業、あるいは雇用形態を変えた再雇用など多岐にわたる。大切なのは「会社を辞めること」を目的にするのではなく、「残りの人生でどのような働き方と生活を手に入れたいか」から逆算することだ。資産のリスク回避策を講じないまま環境を変える決断は、セカンドライフの破綻を招く最大の危険因子となる。