名曲であるがゆえに、インターネット上ではいくつかの誤解や都市伝説がまことしやかに語られることがあります。ここでは確かなファクトに基づき、そうした誤解を正していきます。
誤解1:「単なる失恋の未練を描いたネガティブな曲である」
歌詞の終盤に「そんな君はもういない」というフレーズが登場するため、完全にフラれて絶望しただけの曲と捉えられがちです。しかし、直後には「いないけど 歌うよ」と続き、君が残してくれた愛の記憶と「心」を自らの胸に宿して生きていくという強い決意が歌われています。本作の本質は失意の歌ではなく、他者との出会いによって自立と再生を果たす「人間の覚醒の歌」です。
誤解2:「歌詞全文の解釈はすべてフィクションである」
一部の考察ブログなどでは「抽象的なファンタジー」と評されることもありますが、前述の通り、野田洋次郎本人が語っているようにほぼ100%当時の私生活の極限状態を切り取ったノンフィクションです。だからこそ、小手先の技巧では出せない凄まじい熱量が宿っています。