アライの作用機序は、極めてシンプルかつ直接的だ。体内に吸収された後に作用する代謝促進剤や食欲抑制剤とは根本的に異なる。人間が食事から摂取した脂質は、膵臓から分泌される消化酵素「リパーゼ」によって分解されて初めて腸管から吸収される。アライはこのリパーゼの働きを阻害し、摂取した脂質の約30%を分解されないまま便と一緒に体外へ排出させる。
吸収されなかった脂質はそのまま便として押し流されるため、実質的な摂取カロリーが物理的に削減される仕組みだ。2026年時点までに蓄積された日本人を対象とした臨床データや追跡調査においても、生活習慣の改善と併用することで、内臓脂肪および腹囲の有意な減少が確認されている。メタボリックシンドロームの予備群や、健康診断の数値に危機感を抱く層にとって、食事制限の努力を数値へと直結させる強力なアシスト役を果たしている。