持続可能な食のあり方が問われる現代において、発酵は食品ロス削減の観点からも注目を集めている。規格外の野菜や余剰食材も、麹漬けや発酵調味料へと姿を変えることで、長期保存が可能になり、むしろ価値が高まるからだ。
無駄を出さず、自然の循環に逆らわない手仕事。それは古来の日本人が実践してきた知恵の再発見でもある。伝統を守りながら未来の食卓へ繋ぐ試みは、次世代の料理人たちにとっても大きな指針となっている。一口の満足感の先にある、地球と身体への優しさ。発酵が描く食の未来は、どこまでも明るく、そして豊かな香りに満ちている。 (出典: 糀 料理 や まさき(Yahoo!ニュース))