作詞家・ちあき哲也氏が手掛けた歌詞の世界観も、少年隊が放つ危険な色気と完璧にシンクロしていました。「シャイな言い訳 仮面でかくして」「いっそX・T・C(エクスタシー)」といった刺激的で先鋭的なフレーズは、少年から大人の男へと脱皮する刹那の衝動を見事に描き出しています。
歌詞が表現しているのは、仮面を被ることで日常の自分を脱ぎ捨て、一夜の情熱へと身を投じる男女の心理劇です。サビ前に配置された「Tonight ya ya ya... tear」という中毒性の高いリフレインも、耳に残るキャッチーさと洗練された洋楽感を両立させています。
どこか刹那的な切なさを漂わせるリリックが、筒美京平氏のドラマティックなメロディに乗ることで、楽曲に深い奥行きと強い物語性を与えています。