内房に位置する富津市竹岡地区。東京湾に面したこの漁師町で生まれた竹岡式ラーメンは、勝浦タンタンメン(勝浦市)、アリランラーメン(長南町)とともに千葉三大ラーメンとして不動の地位を築いています。
その始まりは昭和29年(1954年)、富津市竹岡の国道127号線沿いに創業した「梅乃家」に遡ります。過酷な海仕事から帰ってきた地元の漁師たちに、手早く、身体を芯から温め、しっかりと塩分補給ができる温かい麺を提供したいという想いから考案されました。一般的なラーメン店のような寸胴鍋で豚骨や鶏ガラ、香味野菜を何時間も煮込むスープ作りは行わず、地元・富津の名産である濃口醤油「宮醤油」でじっくり煮込んだ豚肉の旨味をベースにするという、風土に根ざした独自の調理システムが完成したのです。