大森玲子のキャリアを語る上で絶対に外せないのが、アニメ史に燦然と輝く名作『魔法のステージファンシーララ』だ。魔法少女アニメの名門として知られるスタジオぴえろが手掛けた本作で、彼女は主人公・篠原みほ役の声優に大抜擢された。
当時、本職の声優ではない現役アイドルが主役に抜擢されるケースは極めて異例だった。だが、彼女が吹き込んだ声はキャラクターに唯一無二の命を吹き込んだ。等身大の少女が持つ揺らぎや憧れを、これ以上ないリアリティで表現してみせたのだ。
さらに彼女は、日本コロムビアからリリースされたオープニングテーマ「La La La 〜くちびるに願いをこめて〜」およびエンディングテーマも担当。透明感あふれる歌声はアニメファンのみならず音楽関係者からも絶賛され、90年代魔法少女カルチャーの金字塔として今も語り継がれている。