「朝まで生テレビ!」という唯一無二の空間は、長年番組を支えてきた看板MC・田原総一朗の苛烈なまでの進行スタイルによって形作られてきた。相手がどんな大物政治家であれ、「ちょっと黙りなさい!」「それは違うよ!」と割り込み、本音を引き出す手法は賛否を呼びつつも、視聴者の目を釘付けにして離さない。
その猛烈な突風を受け止め、討論が暴走し切る前に着地点を探るのが、進行役として長年ペアを組んできた元テレビ朝日のベテランアナウンサー・渡辺宜嗣だ。彼の冷静沈着なフォローと的確なタイムマネジメントがなければ、このカオスとも言える生討論は成立しない。二人の長年の信頼関係から生まれる阿吽の呼吸こそ、テレビ朝日時代からBS朝日へとステージが変わっても引き継がれる名物の真骨頂だ。