「腕周り」と一口に言っても、腕時計のフィッティングを目的とする手首周り、ボディメイクや健康管理で追跡する二の腕(上腕)、そしてジャケットやシャツの仕立てに関わるアームホール・袖丈では、基準となる測定ポイントが根本から異なります。計測のズレを防ぐためには、それぞれの骨格ランドマークを把握することが不可欠です。
腕時計やアクセサリーを想定した腕時計の手首周り測り方では、手首の小指側にある骨の突起(尺骨茎状突起)を基準にします。時計を普段身につける位置(突起のすぐ手のひら側、もしくは突起の上)を決め、皮膚を過度に圧迫しないテンションでメジャーを一周させます。一人で測定する際は、メジャーの端を親指の付け根で軽く固定し、手首を返しながら巻き付けるとブレを最小限に抑えられます。
一方、洋服のオーダーや既製服選びでは、二の腕の最大周囲だけでなくアームホールや袖丈の測り方が連動します。肩先から手首のくるぶしまでを結ぶ袖丈に対し、アームホール(アームホールのカーブ一周)は腕の太さに適度な運動量を足した寸法設計が求められます。計測時は腕の力を完全に抜き、自然に垂らした状態で行うのが鉄則です。