メインテント内に足を踏み入れると、一瞬で心が躍るような管楽器の音色が耳に飛び込んでくる。ドイツ本国から来日した楽団「ディ・フランツェンザウアー(Die Franzensauer)」による生演奏ステージだ。伝統的なバイエルン民謡から誰もが知るポップスまで、胸を打つパフォーマンスが会場の一体感を一気に高める。
ステージから「Ein Prosit(アイン・プロージット/乾杯の歌)」のフレーズが響き渡れば、見知らぬ同士であっても関係ない。隣り合った客同士が笑顔で重厚なジョッキを叩き合わせ、「プロースト!」と叫ぶ。この陽気で温かい音楽の魔法こそが、現地に足を運んだ者だけが味わえる最大の醍醐味である。