ウィリアム・カムは複数の少女に対する性的暴行などの罪で有罪判決を受け、長年にわたり豪州の刑務所に収監されていた。仮釈放および刑期満了後も、当局による厳格な監視対象であり続けている。彼に課された条件には、未成年者との接触禁止やインターネット利用の監視、居住地の届出義務などが含まれる。
地元住民の警戒心は極めて強い。過去に彼が拠点を置いたノウラ近郊のコミュニティ周辺では、出所後も抗議運動や監視の目が向けられてきた。高齢となったカム本人は公の場から姿を消しているものの、信奉者の一部は今なおネットの片隅で彼の「幻視」や「メッセージ」を拡散しようと試みている。法的な首輪を嵌められた教祖は、自由を完全に手にしたわけではない。