この激闘を制する最大のファクター、それは指揮官が下すスターティングラインナップの決断だ。相手先発投手の球種配分と直近の打撃データを照らし合わせ、どのタイミングで仕掛けるか。データ分析班が弾き出した緻密なマッチアップの優劣が、グラウンド上で如実に具現化する。
注目すべきは、中日ドラゴンズの若き大砲・細川成也と、東京ヤクルトスワローズが誇る絶対的主砲・村上宗隆のバットだ。細川成也の逆方向へも力強く伸びる長打力は、相手バッテリーにとって最大の脅威。一方、勝負どころで異次元の集中力を発揮する村上宗隆の存在は、相手ベンチに計り知れない威圧感を与える。両主砲がスタメンの中軸に座ることで生じる化学反応こそが、勝率を劇的に引き上げる絶対的な鍵となる。
さらに、下位打線に誰を配するかというベンチワークも見逃せない。出塁率の高い繋ぎ役を7番・8番に置くことで上位への連鎖を生み出し、ビッグイニングを創出できるかどうかが、試合全体の趨勢を決定づける。