収納付きタイプの導入を検討する際、最初に突き当たるのが構造の選択だ。一見似ているように思える引き出し付きベッドとチェストベッドだが、その内部構造と使用感には決定的な違いが存在する。
一般的な引き出し付きベッドは、フレーム下部に1段から2段の引き出しを備えたシンプルな設計が特徴だ。日常的に使う衣類やリネン類の出し入れがスムーズで、導入コストも比較的抑えられるメリットがある。一方で、引き出しの反対側や奥半分が空洞の構造になっている製品も多く、ホコリが入りやすい点や、設置時に引き出しを引き出すためのスペース(最低50〜60cm)をベッド横に確保しなければならないデメリットには注意が必要だ。
対するチェストベッドは、まるでタンスそのものの上にマットレスを載せたような構造を持つ。BOX構造と呼ばれる密閉性の高い引き出しユニットを採用しているケースが多く、ホコリの侵入を防ぎながら小分け収納が可能だ。2段重ねの深い引き出しや長物収納スペースを備え、圧巻の収納力を誇る。ただし、フレーム自体に高さが出るため部屋に一定の圧迫感を与える点や、重量があるため組み立て・搬入が容易ではないという側面も理解しておかなければならない。